南米ベネズエラで6月24日に起きた地震で、倒壊したショッピングセンターから男性警備員が8日ぶりに救出された。がれきに閉じ込められた男性の救出には7カ国の救助隊が参加。余震リスクから作業は難航し、100時間以上を要した◆悲しい話題に包まれる中、「奇跡の生還」は数少ない明るいニュースであり、救助隊はもちろん、多くの人に笑顔を与えた男性警備員にも敬意を表したい◆ベネズエラでは耐震設計基準があるものの、行政の監督不足や現場での運用軽視などで基準を満たさない建物が多いという。あるメディアは「安全より利益を優先する施工」と厳しく批判した◆状況こそ違えど、日本国内にも現行基準を満たさない既存不適格建築がある。直ちに違法ではないが、一定のリスクが潜んでいる。人命は何よりも重い。
