熱海観光局(静岡県熱海市)は、「熱海中央エリア観光賑わい創出基本構想」をまとめた。熱海駅、サンビーチ、渚町から和田浜エリアのにぎわい創出を目標に、熱海駅前の再整備や来宮駅のサブターミナル機能整備などを提案した。
来宮駅は、小高い丘の上にあり、初島への眺望や花火を望むことができ、来宮神社など観光地にも近い場所にある。こうした好立地を生かすため、手狭な駅前空間にあるロータリーを拡張し、1階を駐車場、2階をロータリー、3階を展望台とすることでサブターミナル機能を強化する考えを示した。
熱海駅前では、観光客のスムーズな誘導を支える動線計画が課題となっている。出入口が複数箇所にあるほか、ロータリー内に高低差があり地図で見るより利用できる範囲が狭く、それによって視認性が下がり必要な機能が分かりにくい環境となっている。そのため、ロータリーをひとつながりの空間にし、必要な機能を配置することでワンルームのような理解しやすく動きやすい空間づくりを検討する。
このほか、▽海岸線の歩行者プロムナード化▽目的地となるランドマーク▽季節ごとのにぎわいをつなぐ通り▽通りや拠点をつなぐ筋--の四つの整備方針を盛り込んだ。銀座、起雲閣、初川の三つの通りを対象としたにぎわい創出の方向性もまとめた。
最優先の開発には、来宮駅を位置付けた。次に通り・筋が続き、熱海駅前、海岸線のプロムナード化、ランドマークの順に設定した。
