日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、青山敏幸議長)は3日、日建協ビジョン2030の中間実績を公表した。4週8閉所の実施率70%以上の目標に対し、30.8%の実績となった。これを受けて4週8閉所の実施率で、最終目標を100%に引き上げる方針も示した。建設キャリアアップシステムの普及率(導入作業所率)は土木で94.0%、建築で93.1%、タッチ率は土木で57.2%、建築で34.4%だった。同日開いた第103回定期大会で報告・了承した。
中間実績によると、所定外労働月80時間以上(過重労働)ゼロの目標に対し、所定外80時間以上の割合は、外勤建築で7.1%、外勤土木で4.7%、内勤で0.8%となった。有給取得日数は、年間10日以上の目標を掲げた。10日以上の有給取得者は、2020年の25.8%から25年は46.5%まで上昇した。30年時点では100%を目標に掲げる。
適正工期確保に当たっては、着工の3月集中割合が21年の15.5%に対し、25年は12.7%、竣工の3月集中割合は21年の30.3%に対し25年は30.0%とほぼ横ばいだった。著しく短い工期での受発注ゼロに向けた活動も推進しており、指標とした建設Gメンによる工期指導件数は、24年度98件、25年度60件だった。
働く者が納得できる賃金水準の確保も目標に据えている。標準年収788万2000円に対し、24年平均年収は745万8000円、25年平均年収は769万7000円だった。
担い手確保に向けては、産業に魅力を感じる割合7割超を目標に掲げた。中間実績では、21年の58.0%から25年には64.6%に増加した。継続的な労働災害の減少目標に対しては、労災死傷者が21年の1万4926人から25年には1万3215人に減少した。
男性育休取得率は100%の目標に対し、21年度14.0%から24年度は35.5%に増加した。
