東京都東村山市の渡部尚市長は、8月24日の定例会見でDBM(設計・建設・維持管理)方式を採用する「萩山小学校等複合施設整備事業」に債務負担行為の限度額約80億円を9月定例会に上程する補正予算案に設定し、同会での可決を目指す方針を明らかにした=写真。可決されれば、当初の予定どおり2030年4月の供用開始を目指す。
同事業は、25年12月にプロポーザルで乃村工藝社を代表事業者とするコンソーシアムを優先交渉権者に特定したが、3月定例会で契約議案が否決された。その後、コンソーシアムからの提案により、前田建設工業が構成員から離脱。その結果、構成員は類設計室、菊池建設、相羽建設、エフビーエスとなった。
渡部市長は「3月議会の否決の際に議員などから指摘があった、複合施設の管理運営体制の在り方や積算の根拠の説明を中心に、可決に向けて努める。債務負担行為はコンソーシアム特定時の提案価格から、物価上昇分を加味して若干上乗せした約80億円となる。設計コンセプトなどの内容はほぼ変わらない。当初から半年ほどスケジュールが遅延したが、設計やスケジューリングの工夫で取り戻せる見込みだ」と語った。
同事業では萩山小学校のほか、近隣の萩山公民館、萩山憩いの家、萩山集会所、萩山図書館、第1・第2萩山児童クラブの機能をまとめた複合施設を整備する。計画地は、萩山小用地(萩山町4-16-1)などがある敷地2万0694㎡。用途地域は第一種中高層住居専用地域で建ぺい率60%、容積率200%。予定では、26-28年度に基本・実施設計を進め、28年度に1期工事に着工。30年度に供用開始しつつ、2期工事を着工・完了する。維持管理を含めた履行期間は45年3月末まで。
「萩山小学校等複合施設整備アドバイザリー業務委託」は、長大が担当した。
