埼玉県白岡市は、2025年5月に発生した庁舎火災からの復旧に向け、「市本庁舎復旧・復興基本計画」をまとめた。27年1月に基本設計、28年1月に実施設計を終えて、同年4月から建設工事に着手する。29年度の供用開始を目指す。
同庁舎は1992年に竣工した。火災発生後に実施した火害調査の結果、構造躯体は補修・補強による再使用が可能と評価されたため、建て替えではなく既存躯体を活用した大規模改修により復旧・復興を図る。
基本方針として、▽市民の利便性の向上や協働空間を提供する庁舎▽誰にでもやさしいユニバーサルデザインの庁舎▽安全・安心を支える防災機能が充実した庁舎▽機能的で効率的な行政機能を実現する庁舎▽環境にやさしくランニングコストを配慮した庁舎--の五つを掲げる。
具体的には、1階アトリウムのフラット化や既存の花壇の見直しにより誰でも利用しやすい空間とし、オープンスペースの利便性向上を図る。さらに、休憩スペースやキッズスペースの確保、部署に応じた窓口の集約化により利便性を高める。このほか、災害対策機能の充実や非常用電源、蓄電池の設置、火災対策の強化を図る。環境面では、再生可能エネルギーの活用や雨水利用の導入を検討する。
市役所の所在地は、千駄野432。2025年5月6日に、1階税務課納税コールセンター事務机下で発火・延焼した火災では、同フロアの税務、会計、市民課各執務室(床面積約800㎡)が焼損した。
