東京都競馬は9月30日、東京都品川区にある大井競馬場の再整備に向けた投資を取締役会で決議した。同競馬場内の再整備と、千葉県市原市に新設する「市原トレーニングセンター(仮称)」と合わせた整備費は超概算で約1600億円を見込む。今後、基本設計の過程で精査する。大井競馬場内の再整備は2027年、トレーニングセンターの新設は28年にそれぞれ着工し、ともに33年の工事完了を目指す。
トレーニングセンターには、1600mと1450mの調教用トラック、全長1000m(計測区間800m)の坂路、計1200馬房の定期貸付厩舎などを整備する。
大井競馬場内では、トレーニングセンターから競走馬を運んで出走させる「輸送競馬」に対応するため、待機厩舎や馬運車駐車場などを新設する。そのほか、来場者エリアには立体駐車場や入場エリアなどを設け、老朽化した施設も更新する。
大井競馬場内は敷地が限られ、坂路などの調教施設を新たに設けられないため、強い馬づくりに向けてトレーニングセンターを場外に新設し、更新期を迎える厩舎機能・設備も移す。25年1月に主催者の特別区競馬組合と合意し、同年12月に用地として市原市内の約81万㎡を取得することを決めていた。
同社は、26-30年の中期経営計画期間に、場内再整備やトレーニングセンター整備の準備などへ約400億円を投資する計画を示していた。
