新伊達博物館を再公告/予定価格32億に引き上げ/宇和島市 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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新伊達博物館を再公告/予定価格32億に引き上げ/宇和島市

 愛媛県宇和島市は、「新伊達博物館建設工事」の事後審査型一般入札を公告した。簡易型総合評価方式(実績確認型)を適用する。予定価格は32億8031万円(税別)。入札書は4月5日から9日まで電子入札システムで受け付け、翌10日に開札する。同工事は2023年10月、予定価格を21億8424万5000円(同)に設定し、一般競争入札で公告したが、参加者ゼロで不調に終わっている。6月の本体着工を目指す。
 参加形態は2社JV。JV代表企業の参加資格は、建築一式工事A等級に登録し、総合評定値が1500点以上あること。その他構成員は建築一式工事A等級の市内企業。これら条件は前回公告と同じ。過去15年の施工実績を一部緩和した。
 新伊達博物館(天赦公園101-1)の規模は、博物館棟がRC一部S・SRC造2階建て延べ4363㎡。付属棟がRC一部S造平屋建て175㎡。工期は25年10月30日まで。27年春の開館を目指す。設計は隈研吾建築都市設計事務所が担当した。
 総事業費は52億7900万円。このうち建設工事費は38億5000万円を見込む。23年8月の実施設計概算費で示した34億5000万円から4億円増加した。物価高騰に伴う最新の資材単価や労務単価への対応が主な理由。