結核予防会/24年度内に基本設計着手/複十字病院本館を建て替え | 建設通信新聞Digital

5月18日 土曜日

関東・甲信越

結核予防会/24年度内に基本設計着手/複十字病院本館を建て替え

 結核予防会(尾身茂理事長)は、東京都清瀬市にある複十字病院本館の建て替えを計画している。2028年の開業を目指して24年度にも基本設計に着手し、建設会社の入札・選定を進めたい考えだ。
 院内では、「本館建替え準備委員会」が21年11月に発足し、検討を進めてきた。
 24年度は、年度内の基本設計作成を目指し、設計事業者と月2回ほど準備委員会を開催する方針だ。国や都、市との補助金利用を視野に入れた協議や院内部門の移設検討を実施し、施工事業者の入札準備を進める見通し。
 複十字病院は本館、中央館、南館などからなり、一般病棟248床、結核病棟60床、緩和ケア病棟26床を備える。本館は1976年に建設、老朽化が進んでいる。所在地は松山3-1-24。建て替え計画のコンサルタントは日本経営が担当している。
 病院では現在ライナック(3次元放射線治療装置)の更新も計画されている。施工は清水建設が担当し、24年度中の竣工を見込んでいる。