東金市外清掃組合/6月に入札公告/新ごみ処理施設DBO補正予算を可決 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

関東・甲信越

東金市外清掃組合/6月に入札公告/新ごみ処理施設DBO補正予算を可決

 東金市外三市町清掃組合(管理者・鹿間陸郎千葉県東金市長)は、第1回臨時議会を開き、DBO(設計・建設・運営)方式を導入する「新ごみ処理施設整備及び運営事業」の債務負担行為を盛り込んだ2024年度補正予算案を可決した。6月にも整備運営事業の入札公告を公表する。
 「新ごみ処理施設整備及び運営事業」の24-49年度債務負担行為限度額は、390億8701万5000円に、ごみ量変動や物価変動などに伴う増加額(税込み)を加算した額とする。限度額のうち、建設費には228億6311万5000円、運営・事業費には162億2390万円を充てる。
 債務負担行為を盛り込んだ23年度補正予算案は2月の組合定例議会で上程されたが、「隣接する山武郡市環境衛生組合内に、東金市外三市町清掃組合との合併を目指すべきとの意見がある」として、山武側の議論を待つために否決された。その後、山武側が合併を受け入れない方針を固めたため、単独整備の手続きを再開した。
 入札公告では予定価格を事前公表とし、同価格を超えた応札者は失格とする。25年4月の落札決定を目指す。
 事業範囲は処理能力が日量125t(62.5t×2炉)で、連続運転式ストーカ焼却炉のエネルギー回収型廃棄物処理施設と、同18tのマテリアルリサイクル推進施設の設計・建設・運営・維持管理。
 設計・建設期間は30年9月末まで、運営・維持管理期間は約20年。建設地は東金市上武射田地先の敷地約3.51ha。
 事業者選定業務は東和テクノロジー、環境影響評価及び都市計画決定支援業務はパシフィックコンサルタンツが担当している。