基本設計発注へ準備/公募型プロポーザルを検討/大田市新庁舎整備 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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基本設計発注へ準備/公募型プロポーザルを検討/大田市新庁舎整備

 島根県大田市は、新庁舎整備の基本設計着手の設計者選定に向け準備を進めている。公募型プロポーザルの採用を検討しており、早期手続き開始を目指している。また、実施設計以降はデザインビルド(DB)を導入することを基本計画に盛り込んでおり、DBアドバイザリー業務の委託も予定している。一括あるいは個別で発注するかは現在協議中としている。
 24年度予算には、基本設計などに着手するための事業費として3550万円を計上している。
 新庁舎は、JR大田駅前の駅通りに接する土地区画整理事業敷地内に建設する。想定規模は、延べ8200-8500㎡。新庁舎をZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化する方針を示しており、CO2削減効果や維持管理費などの検討を設計段階で行い、最終的な面積を決定する。
 概算事業費は、用地取得費約4000万円、設計・監理費約3億3000万円、建設工事費約62-66億円、立体駐車場建設費約8億円、その他経費約6億1000万円の計約81-85億円と試算している。
 スケジュールは、24、25年度で基本設計をまとめ、26年度にDB事業者を選んで実施設計に着手、27年度中にまとめる。28年度着工、30年度完成、31年度供用開始を目指す。