24年度内に基本計画/岡山盲・聾学校 校舎集約し一体型へ/岡山県 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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24年度内に基本計画/岡山盲・聾学校 校舎集約し一体型へ/岡山県

 岡山県は、2024年度中に「岡山盲学校および岡山聾(ろう)学校の校舎等整備」の基本計画を策定する。県負担額が10億円以上の大規模施設を対象に、事業計画の内容を評価する大規模事業評価も24年度内に実施する。
 同事業は、老朽化が進む岡山盲学校(中区原尾島4-16-53)と岡山聾学校(中区土田51)を集約し、視覚障害教育部門と聴覚障害教育部門を併設した新しい一体型の学校を整備する。建設地は、JRの駅に近く、通学手段の選択肢が広がることや近隣の学校(岡山東支援学校など)と連携がしやすいことなどから、既存の岡山聾学校の運動場。
 構想では、在籍児童生徒数に見合った規模の校舎、寄宿舎、給食調理場を新たに整備し、既存体育館を改修して共用の体育館とする。総事業費は約50億円を見込む。
 施設規模などの詳細は今後検討していくが、既存の両校合わせて施設の総延べ床面積は1万7606㎡となっている。
 施設整備コンセプトは、県の学校施設の目指すべき姿である「安全・安心に配慮した施設」「多機能な学習内容・学習形態による活動が可能となる施設」「特別な支援を必要とする児童生徒に配慮した施設」「自然環境に考慮した施設」を掲げている。
 スケジュールは、24年度に基本計画を策定し、25年度で基本・実施設計をまとめる。26年度着工、29年度竣工、29年度の開校を目指す。