洋上風力発電向け風車を手掛けるデンマークの世界大手ベスタスが、日本国内に工場の新設を計画している。候補地には北海道室蘭市や北九州市が挙がっている。2029年度までに中核設備の組み立て拠点を設け、39年度までに生産拠点に拡充する計画だ。
洋上風力発電を巡っては昨年8月、三菱商事が資材高騰を理由に撤退を表明し、先行きに不透明感が広がっている。ベスタスの国内工場設立は、資材調達コストの低減につながるため、普及の後押しとなりそうだ。
経済産業省と9日、工場設立に向けた協力覚書を交わした。ベスタス幹部は、署名式で「日本の洋上風力のポテンシャルを花開かせる」とあいさつ。山田賢司経産副大臣は「最大限サポートする」と語った。
