国土交通省は10日、中東情勢の緊迫化に伴い、燃料油や石油製品の供給目詰まりの解消に向けた幹部会議を開いた。建設工事に使う塗料用シンナーについては、製品化の過程で生じている目詰まりの特定を進めている。金子恭之国土交通相は、経済産業省と連携して目詰まりを解消するよう幹部職員に指示した。
中東情勢の悪化を受けて、国交省が建設業団体などに聞き取りをしたところ、塗装作業などに使う塗料用シンナーについて供給不安の声が寄せられたという。供給網の川上の石油化学メーカーは原料の国内供給を続けているものの、川中で目詰まりが生じ、塗料用シンナーの供給が不安定になっている。シンナー製品の値上げに踏み切るメーカーも出ている。
会議では国交省所管分野の燃料油や石油製品の供給・流通状況を確認。金子国交相は、「重要物資の必要量は確保できている一方、供給の偏りや流通の目詰まりが発生している」とし、燃料油や石油製品の供給制限、価格高騰の状況把握を指示。塗料用シンナーについても、経産省と連携した目詰まり解消を要請した。
国交省の幹部会議に先立ち開かれた関係閣僚会議で、高市早苗首相は塗料用シンナーの供給不安解消に向けて、赤沢亮正経産相、金子国交相に対し、目詰まりの特定、解消を指示した。
