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【速報】

竹中工務店、木混造の仮設事務所を開発、初適用は「花博」

最終更新 | 2026/06/16 16:42

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 竹中工務店は16日、木材と鉄骨を組み合わせて開発した「ハイブリッド木造仮設事務所」を2027年3月に横浜市で開幕する国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)の自社グループのパビリオン「くるくるく」の建設現場に導入したと発表した。地産地消の取り組みとして神奈川県産の木材を使用し、利用者の行動調査を通じて働きやすく生産性の高い現場環境の実現を目指すためのモデルケースとする。ハイブリッド木造仮設事務所を工事に導入したのは同社として初という。パビリオンの建設工事は15日に着工した。

 パビリオン「くるくるく」のテーマは「素材のいのちとかたちの循環」だ。回転を表現する擬音語「くるくる」の末尾に「く」を付け、回文で循環のイメージを直感的に表現している。完成後は、来場者が”素材の一生を追いかける”ようなしつらえになる。今回、こうしたパビリオンに込めたグループの思想を、建屋ができる前段階から取り入れる格好となった。

 今回のハイブリッドの部材のうち、木を使った箇所は、柱や耐震壁などの構造部材のほか、床・天井・外壁などが該当する。梁と土台には鉄骨を使った。

 仮設事務所は、パビリオンが完成する来年1月まで使用する予定だ。現場常駐者や技能者など、10人ほどが活用する。完工後、事務所に使用した木材はカスケード利用やアップサイクルなどの資源循環を通じて、廃棄物を出さない計画としている。具体的には、他現場での再利用や建物・家具への転用、バイオマス燃料として活用する。

 木材には、視覚的・心理的なリラックス作用から、ストレスを抑え、集中力を維持させる効果があるとされる。工事期間中には、事務所内の行動調査を行い、木質空間の効果測定を実施する。

 事務所の手洗い場には、WOTA(東京都中央区、前田瑶介代表取締役)の水循環型手洗いスタンド「WOSH」を採用した。給排水インフラを必要としない設備を導入し、水資源の自立的な循環利用も試行する。

 同社によると、現時点で、「ハイブリッド木造仮設事務所」の外販・リースの予定はないという。今後は自社が手掛ける工事などで導入を進める予定としている。
 
 
 
 
 
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