東京都立川市は、旧若葉小学校跡施設の利活用事業で、2月に優先交渉権者に特定していたこうゆうが辞退したことを明らかにした。賃料条件や工事費の見通しが立たず、安定した事業運営の実施に不安が残ることが主な理由。市は、事業者の再公募に向けて条件などを見直している。
事業予定地は、若葉町4―24―1にある敷地約1万3700平方メートル。敷地内には、校舎棟(RC造4階建て延べ5578平方メートル)や体育館棟(RC一部S造2階建て延べ659平方メートル)を含めて10棟がある。
募集要項では、土地は現状有姿で引き渡し、20年間の事業用定期借地を設定していた。賃借料は年額5342万5000円で、保証金は同額の1年分。建物は現状有姿による売却としていた。価格は3861万円(税込み)。事業者は改修・改築などを実施でき、事業用定期借地期間満了時には、土地を更地の状態で返還する計画だった。
こうゆうは、多様な学びの選択肢を提供するフリースクールの整備を提案していたが、近年の建設・解体費用の高騰を踏まえると将来的な追加負担リスクが大きく、安定した事業運営に不安が残るとして辞退した。
市は同社の辞退を受けて、プロポーザルで特定した次点交渉権者とも協議したが、協定締結には至らなかった。
