中央経済社ホールディングスは、東京都千代田区にある旧本社屋兼流通倉庫跡地の開発について、検討を中止することを決めた。建設コストの急増と賃貸需要の停滞を理由としている。当面の間、駐車場として利用する。
対象地は、神田神保町1-31-2。土地・建物を本社として利用していたが、2023年5月に近隣ビルに本社を建設して移転。旧本社屋は流通倉庫として利用しつつ、神保町交差点から近い好立地を生かした収益物件化を検討していた。
ただ、建設コストの急増と賃貸需要の停滞などの要因が重なったことで、「当初見込んでいた収益率に達しないことが明らかになった」として検討を中止した。旧本社屋(RC造陸屋根地下1階地上7階建て延べ1972㎡)は既に解体済みで、現地は更地化されている。