【さよなら旧校舎】思い出話にお手伝い! 鳥屋野小6年生が解体現場を見学 | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【さよなら旧校舎】思い出話にお手伝い! 鳥屋野小6年生が解体現場を見学

 新潟市発注の旧鳥屋野小学校2期解体工事を施工する新潟藤田組・小林工業所・小角組JVは8日、鳥屋野小6年生を対象とした現場見学会を開いた。児童は入学時から現校舎に通い始めているため、旧校舎を訪れる機会はなかったが、地域住民にとっての“かつての学び舎”を通し、そこに眠る歴史や教育環境の整った現状を再認識していた。
 旧校舎に足を踏み入れる最後の児童となったのは、同小6年3組の約30人。冒頭、新潟藤田組の関尚久常勤監査役が「きょうの見学会の内容をおうちの方にお話しして、いろいろな思い出話に花を咲かせてください」とあいさつした。その後、山本英治作業所長(同社)の先導の下、校舎内を見て回った。
 老朽化が著しいトイレはうす暗く、女子から「怖い」などの声も聞かれたが、閉校当時のまま残る教務室の3月の予定表や校内の張り紙には興味深く見入っていた。
 また、担任教諭から「教室の黒板に好きな文字を書いて旧校舎を送り出してください」と勧められると、児童は「いままでがんばってくれてありがとう」「はじめまして、そしてさようなら」「ぼくの親がお世話になりました」など感謝の言葉をつづっていた=写真。
 最後に屋上に上がり、UAV(無人航空機)で集合写真を撮影した。
 既に6年生の他のクラスは同様の見学会を終えており、2017年度に創立110周年を迎える鳥屋野小にクラスごとの集合写真を施工者から贈呈する方針だ。

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