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6月4日 水曜日

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【国立環境研の新研究本館】建設費100億と試算/実施設計の参加表明6月23日まで

資料より、新本館の参考図(北立面)

 国立環境研究所は、茨城県つくば市に新築する新研究本館の建設費を約100億円と試算した。新施設はRC造7階建て延べ1万3601㎡の高層棟とRC一部木造2階建て延べ2240㎡の低層棟などで構成し、建設工期は27.5カ月を見込む。

 5月29日にWTO対象となる「令和7年度国立研究開発法人国立環境研究所新研究本館新築実施設計等業務」の一般競争入札を公告した。質問書は6月11日まで、参加表明書と提案書は23日まで受け付ける。7月18日に開札する。

 参加資格は、環境省の建築関係建設コンサルタント業務の有資格者で、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県または東京都内に本店か支店、営業所があること。2016年3月以降に、1階建て以上かつ延べ3000㎡以上の研究施設の建築設計業務を履行した実績を求める。

 業務内容は、新研究本館の建築(構造含む)や設備、外構などの実施設計。基本設計の見直しも担う。

 履行期間は26年3月31日まで。履行場所は国立環境研究所(茨城県つくば市小野川16-2、敷地23万0639㎡)。

 新研究本館は、「つくば本講キャンパスマスタープラン」(17年3月作成)で掲げた脱炭素・循環・共生の理念の下、23年3月に策定した新研究本館建設基本計画書を早期に具体化し、国立環境研究所の事業継続性の確保、脱炭素化、レジリエンスの向上などを実現するために建設する。

 「令和5年度国立研究開発法人国立環境研究所新研究本館新築基本設計業務」は、山下設計が担当した。

 

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