【新体育館アリーナ棟】25年度内に施工者選定/福岡・小郡市 | 建設通信新聞Digital

12月4日 木曜日

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【新体育館アリーナ棟】25年度内に施工者選定/福岡・小郡市

完成イメージ(左側がアリーナ棟)


 福岡県小郡市は、新体育館建設に向け先行整備するアリーナ棟の実施設計をまとめた。RC・S・SRC造のメインアリーナとRC・S造の武道場で構成し、規模は2階建て延べ4063㎡。設計は佐藤総合計画が担当。2025年度中に施工者を選定し、26年4月の着工、27年7月の完成を目指す。

 敷地北側にメインアリーナ、南側に武道場を整備する。メインアリーナの1階は2面分のバスケットボールコート、2階は観客席(一般226席、車いす向け4席)や会議室などを設ける。武道場の1階は剣道場と柔道場、2階は近的6人立ちの弓道場などとする。

 環境配慮では、九州の市町村保有体育館として初のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready認証取得を目指す。

 建設工事費として、25年度12月補正予算案に27年度までの債務負担行為34億6000万円を設定した。市議会12月定例会の議決後、早ければ26年1月にも公告する。選定方法は競争入札を軸に検討している。

 アリーナ棟の完成後は現体育館を解体し、跡地に多目的棟を整備する。多目的棟の規模は基本設計時点でRC・S造2階建て延べ2372㎡。バスケットボール1面の多目的ホールやウオーキングコース、活動室などを設ける。26年度の実施設計、27年度の現体育館解体工事、27、28年度の多目的棟建設工事を予定しており、26年度当初予算案に実施設計費を計上する見通しだ。基本設計は佐藤総合計画が担当した。

 

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