【JRAのウインズ渋谷を改築】UR住宅一体かは未定/27年1月着工予定 | 建設通信新聞Digital

12月12日 金曜日

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【JRAのウインズ渋谷を改築】UR住宅一体かは未定/27年1月着工予定

渋谷並木橋市街地住宅(施設後方)と建物を共有している


 日本中央競馬会(JRA)は、東京都渋谷区にある場外馬券発売所「ウインズ渋谷」の営業を2026年末に休止し、27年1月からリニューアル(改築)工事を実施すると発表した。31年秋ごろに営業再開する見通しで、改築後は延べ約1万3000㎡規模となる。同施設は、都市再生機構(UR)が運営していた「渋谷並木橋市街地住宅」と建物を共有しており、同住宅部分を含めた改築となる可能性もある。

 改築後の規模は、S造地下1階地上6階建て延べ約1万3000㎡。新たに定員制有料席フロア「エクセルフロア」を設置し、ゆとりある快適な空間を提供する。現在の規模は、SRC造地下1階地上3階建て延べ約6200㎡。

 所在地は、渋谷駅から南東へ徒歩約10分に位置する渋谷3-12-10。敷地南東側で八幡通りに接している。用途は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500%。

 同施設がある建物の一部では、かつてURが「渋谷並木橋市街地住宅」を運営していた。前身の日本住宅公団が1965年に、JRAが所有する敷地の一部で賃借権を取得し、同住宅を建築した。その後、住宅用途を廃止する方針を示し、2024年7月に賃借権を放棄している。

 JRAは、同住宅部分も含めた改築工事となるかは「現時点では未定」としている。

 

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