東京都港区は、2022年4月に移転した旧三田図書館の既存建物を、西側で隣接する三井住友銀行三田通支店と共同建て替えする方針を固めた。改修や単独建て替えと比較して、双方がより多くの床面積を取得できることを確認した。施設規模は地下1階地上15階建て延べ約1万4700㎡を想定し、うち延べ約8000㎡を区が所有する。30年度の着工、34年度の竣工を目指して検討を進める。
旧三田図書館の所在地は芝5-28-4で、敷地面積は1403㎡。JR田町駅、都営三田線・浅草線の三田駅から徒歩圏内に立地する。用途は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500%。1982年に竣工した既存建物の規模は、SRC造地下1階地上4階建て延べ4321㎡。
図書館が札の辻スクエア(芝5-36-4)に移転して以降、区は改修や単独建て替えなどの手法を検討してきたが、機能の向上や各階の床面積が制限されるなどの課題があった。同時期に、三井住友銀行も築後57年が経過した三田通支店ビルの建て替えを検討していたため、2024年12月から協議が始まった。
合築により、敷地面積は約2200㎡となり、従来どおり双方が個別所有する。区は図書館を単独建て替えした場合の延べ床面積を約5600㎡と想定していたが、新築建物の区分所有により約8000㎡に拡大する見通しだ。
26年度に基本構想、27年度に基本計画、区整備計画を策定した上で、28年度に基本設計、29-30年度にかけて実施設計をまとめる。30年度に着工し、34年度の竣工を目指す。

