東京都港区は、赤坂見附駅周辺のまちづくりに着手する。区域内の老朽家屋が建て替え時期を迎えることを契機に、地権者とまちの課題と可能性を検討する場を持つ。年に3、4回程度の開催を予定している。2025年度当初予算案で2098万8000円を計上した。
区は、24年12月に青山通り、外堀通り、外苑東通り、赤坂通り周辺の町会の境界に囲まれた約88haを対象区域とした「赤坂中地区まちづくりガイドライン」を策定した。それによれば、まちの課題として、旧耐震基準の老朽化したマンションが多いことや歩道が確保された道路が少ないこと、緑やオープンスペースが不足していることが挙げられていた。
今後、区は地域住民との意見交換や課題検討を通じて、将来に向けたまちづくりへの取り組みを深め、赤坂見附駅周辺のさらなる活性化と回遊性の向上を目指す。