【福島駅東再開発見直し】複合棟延べ3.1万㎡に/来年度下期に着工 | 建設通信新聞Digital

7月31日 木曜日

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【福島駅東再開発見直し】複合棟延べ3.1万㎡に/来年度下期に着工

屋上広場などの利便性を向上


 福島市と福島駅東口地区市街地再開発組合は、見直しを進めていた公共エリアと民間エリアを一体化する複合棟の基本設計をまとめた。構造はS一部SRC造で、公共エリア部分は変更なしの3階一部4階建て延べ1万4500㎡、民間エリア部分は地下1階地上10階建て延べ1万6900㎡とし、総延べ3万1400㎡の規模を想定している。2026年度下期までに実施設計をまとめて着工する。29年度の完成を目指している。

 公共エリアは、2月に見直し3案から選んだ雁行型ホールなどを採用するコンパクト案を基に、ワークショップや設計アドバイザーらの意見・助言を踏まえて見直した。主に屋上広場に将来のペデストリアンデッキ接続を見据えた屋外エスカレーターを設置するほか、大屋根広場の階段昇降をなだらかにし、内部は雁行型の向きを変えた。

 組合施行の同再開発事業では、複合棟以外にRC造13階建て延べ9700㎡の住居棟(100戸)とS造6階建て延べ1万7500㎡の駐車場棟を建設する。

 特定業務代行者は戸田建設・佐藤工業(福島市)・信夫山福島電力・大木建設グループ、設計は山下設計・フォルム建築計画JVが担当し、コーディネーター・事業コンサルタントは再開発計画技術・都市設計連合JVで、市の考えを組合に提案・助言する業務は日本コンベンションサービス(JCS)が担当している。

 

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