阪急電鉄京都線の摂津市駅(大阪府摂津市)付近で計画している連続立体交差事業について、府は2026年から鉄道工事に着手する方針を明らかにした。1月以降現地の調査に着手、工事を本格化させていく。施工は3工区体制で鹿島・鉄建建設JV(1工区)、西松建設・ハンシン建設(2工区)、大林組・フジタJV(3工区)がそれぞれ担当する。
摂津市庄屋1(山田川付近)から、茨木市丑寅2までの長さ2.1㎞が対象となる。事業主体は阪急電鉄と大阪府、摂津市、茨木市。除却対象となる踏切は5カ所で、うち1カ所がいわゆる「開かずの踏切」。仮線方式による高架化を進め、区間内にある摂津市駅も高架構造とする。
大阪側から順に第1(長さ800m)、第2(同300m)、第3(同1000m)の工区に分かれ、摂津市駅は第2工区に含まれる。詳細設計は、阪急設計コンサルタントが担当した。
同事業は16年度に都市計画決定、17年度に事業認可を受け、18年度から用地取得に着手した。23年度時点の想定事業費は約508億円。事業期間は34年3月末まで。
府によると、既に9割以上の用地を取得済みで、準備工事もスタートしている。












