京都市は、スポーツ競技団体による元塔南高校校舎敷地活用で事業者を募集した結果、スポーツコミュニケーションKYOTO(京都市)を特定した。同社はプロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」の専用練習場を中心とし、スポーツ振興や地域振興・地域貢献に資する施設の整備を提案した。
土地の貸付期間は30年間。貸付料は年額1250万円。プロポーザルには同者のみが参加した。提案資料によると、施設は練習棟、選手棟、駐車場、広場などで構成する。
練習棟には、選手が日々の練習を行うための練習場や、ユース・アカデミーの子どもたちが使用するロッカールームなどを配置。練習場はBリーグ規定に基づき、メインコートやシューティング用ゴール、空調を完備した、プロ仕様とする。災害時には避難所としての使用も想定する。
選手棟には、選手とスタッフが使用する選手用ロッカールーム、浴室、トレーニングルーム、食堂、ケアルーム、事務室などを配置。集中できる空間とトレーニング機器の充実により、選手が鍛えられるだけではなく、サウナ付き浴室で選手同士のコミュニケーションを図る施設とする。
事業対象地は、京都市南区吉祥院観音堂町41-2。学校跡地5293㎡のうち公園整備予定地を除く部分で、面積は3079㎡以下。用途地域は工業地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。
スポーツ振興や地域活性化、大規模災害時にも地域に貢献する活用を条件とし、施設・活動と相乗効果を発揮する公園の事業アイデアも求めた。
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