【2庁舎整備の候補者決定】新昭和とイオンタウン、千葉県木更津市 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【2庁舎整備の候補者決定】新昭和とイオンタウン、千葉県木更津市

新昭和の提案パース


 千葉県木更津市は、庁舎整備事業の候補者として、JR木更津駅周辺は新昭和、朝日庁舎周辺はイオンタウンを特定した。13日の審査委員会で選定した。2022年3月上旬に協定締結、22年12月に債務負担行為の限度額を設定して事業化する予定。事業者が23年1月に着手する実施設計と新築工事を経て、市は25年4月の開庁を目指す。

 新昭和は市庁舎、市民交流スペース、共同住宅、店舗で構成する延べ約2万4000㎡、イオンタウンは市役所、保育園、商業施設で構成する延べ約3万9000㎡の複合施設を提案した。

 新昭和は、木更津駅前西口駐車場やその北側の両総ビル、同ビル北東の駐車場などを合わせた敷地(中央1-8ほか)に(仮称)木更津テラスを建設。南から北にかけてS造6階建て塔屋1層延べ8607㎡の庁舎棟、RC造15階建て延べ1万0215㎡の住宅棟、S造4階建て塔屋1層延べ5349㎡の駐車場を建てる。庁舎棟は4階から塔階までの約4000㎡に庁舎、2・3階に市民交流スペースを設ける。

イオンタウンの提案パース


 イオンタウンは、現在の朝日庁舎が入るイオンタウン木更津朝日(朝日3-10-19ほか)の敷地に新設する。東側にS造2階建て延べ2万4002㎡の商業棟、西側にS造2階建て延べ8460㎡の庁舎棟とS造2階建て塔屋1層延べ6604㎡の駐車場棟を建設する。現駐車場の敷地に庁舎棟と駐車場棟を建てて庁舎機能を移設した後、既存施設を建て替える。

 事業者は、JR木更津駅周辺と朝日庁舎周辺への民間施設整備の設計施工を24年度末までに完了させる。市は25年度から2施設の一部をそれぞれ市役所として賃借する。

 交渉権者の提案内容を整理する木更津市庁舎整備支援業務は船場に委託している。


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