日本基礎技術(大阪市、中原巖社長)は、ウインチや荷揚げ機などのメーカーであるトーヨーコーケン(東京都江東区、藤吉昭二社長)と「法面アシスト装置」を開発した。切土法面など急傾斜での昇降動作をサポートし、従来の昇降用具での誤動作による事故の防止や作業の負担軽減を見込む。
従来ののり面工事では、ロープによる昇降動作が、体力面で現場への大きな負担となっていた。そこでトーヨーコーケンは自社で保有するウインチ技術をもとに装置を開発し、日本基礎技術は現場環境へのマッチングをバックアップした。
法面アシスト装置は、ワイヤレスリモコン式の電動ウインチでポータブル発電機でも稼働する。作業者自身でリモコンを操作、巻き上げ速度は2段階に設定できる。滑りクラッチによる過負荷防止機構や過巻き防止装置を付けた。今後は、安全な運用に向けた教育やマニュアルの充実を図り、導入現場を増やしていく。
公式ブログ
【現場の逸品】ロープ昇降動作をサポート! 日本基礎技術の「法面アシスト装置」
[ 2017-12-09 ]