【水田・水管理システム】荒天に田んぼを見に行かなくてもOK! ICT活用の「水(み)まわりくん」 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【水田・水管理システム】荒天に田んぼを見に行かなくてもOK! ICT活用の「水(み)まわりくん」

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは、ICT技術を活用した水田の水管理システム「水(み)まわりくん」を22日から販売開始する。水田用給水栓「エアダスバルブ」の上部に設置し、自動開閉を可能にする製品で、バルブの開閉のために水田に行く回数を減らすことができる。全国の水田で2年間における実証実験を行い、効果を確認した。
 水田への給水の周期や開始時間、長さ、バルブの開度を任意に設定し、バルブの自動開閉のスケジュール管理ができるほか、水位を感知するセンサーにより、上限水位に達した際にバルブを自動開閉できる。水田水が特定の水位に達したら給水を止め、雨天時には必要以上の給水を防止する。
 農業分野で硬質ポリ塩化ビニル管「エスロンパイプ」や強化プラスチック複合管「エスロンRCP」などの管材を展開する中で見えてきた水管理作業の負荷を軽減しようと開発した。農業従事者の減少により負担の増していた農家1人当たりの負荷を軽減する。
 今後はLPWA(省電力広域無線通信ネットワーク)などを用いた遠隔操作型自動給水栓の開発や、各種水位・水温センサーと連携するシステムの開発などで農業のICT化を推進し、開発に取り組む。

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