【鬼怒川緊急対策】大きくなっても洪水の経験忘れないで! 三坂地区施工11社が三妻小に寄せ書き贈る | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

公式ブログ

【鬼怒川緊急対策】大きくなっても洪水の経験忘れないで! 三坂地区施工11社が三妻小に寄せ書き贈る

冊子と記念品を持つ児童(手前)と地元施工会社、鎌庭出張所の関係者ら

 関東地方整備局が進めている鬼怒川緊急対策プロジェクトのうち、茨城県常総市三坂地区の施工企業11社と下館河川事務所は、常総市立三妻小学校の児童らからもらった感謝状のお礼に感謝の言葉を寄せ書きした冊子を作成した。15日には同小学校の体育館で児童らに冊子を贈呈した。
 11社は三坂地区の鬼怒川堤防決壊個所周辺の約2.6㎞の工事を担当した。三妻小の児童らは、2017年12月10日に開かれた「常総ペアウォーク2017」で、堤防整備企業に感謝の言葉を寄せ書きした感謝状を贈呈していた。
 15日の贈呈式では、全校児童約210人を代表して6人が登壇。11社のうち新井土木、佐々木建設、高橋芝園土木、高橋建設、北都建設工業の県内企業5社と同事務所鎌庭出張所からの計6人が、冊子と茨城県建設業協会からの記念品を手渡した。

記念撮影の様子

 企業を代表して高橋芝園土木の高橋拓也取締役統括本部長は「きのうの夜、感謝状を読み返してみて涙が出た。“洪水の時怖かったです。おかげさまで安心して暮らせます”“新しい堤防を大切にしていきます”などの言葉が励みになった。みなさんがいつも笑って暮らせるよう工事をしっかりしていきたい」と語った。
 同出張所の淺野貴浩所長も「皆さんが大きくなり、おじいさん、おばあさんになっても経験したことをしっかり伝えてほしい」と呼びかけた。
 11社は次のとおり。
 ▽新井土木▽鹿島▽片柳建設▽佐々木建設▽大成建設▽高橋芝園土木▽高橋建設▽田部井建設▽野澤實業▽北都建設工業▽ユーディケー。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら