【進水式】日本初のSEP型多目的起重機船! 「CP-8001」18年9月の完成目指す | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【進水式】日本初のSEP型多目的起重機船! 「CP-8001」18年9月の完成目指す

進水したSEP船

 五洋建設が建造を進めてきたSEP型多目的起重機船「CP-8001」の進水式が16日、兵庫県相生市のJMUアムテック工場内で行われた。
 神事には清水琢三社長ら五洋建設関係者を始め、建造に携わったジャパンマリンユナイテッドの太田垣由夫副社長、日野賢志JMUアムテック社長ら約40人が参列。神前に玉ぐしをささげた後、支綱を切って進水を開始した。式を終えた清水社長は「日本初のSEP船をぜひ成功させたい」と話し、今後の展開に期待感を示した。

支綱を切る清水社長

 CP-8001は、800t吊り全旋回式クレーンを搭載した起重機船に自己昇降機能(SEP)を付加したもので、洋上風力発電設置工事など気象・海象条件の厳しい海域でも波浪の影響を軽減、安全性や稼働率、施工精度の高いクレーン作業を実現する。
 大型クレーンを搭載したSEP船建造は国内で初めて。同船と自社所有の自航式多目的起重機船「CP-5001」を併用することで、運搬や設置などの建設作業を大幅に効率化できるという。
 オランダのグストMSCが基本設計、ジャパンマリンユナイテッドが建造を担当。今後居住区やクレーン、レグなどを艤装(ぎそう)し、9月ごろの完成引き渡しを予定している。

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