【五洋建設】多目的起重機船「CP-8001」完成祝賀会 海洋土木工事での活躍に期待が集まる | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【五洋建設】多目的起重機船「CP-8001」完成祝賀会 海洋土木工事での活躍に期待が集まる

 五洋建設は5日、横浜市のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで、SEP型多目的起重機船「CP-8001」の完成祝賀会を開いた。清水琢三社長は、日刊建設通信新聞社などの取材に対し、「洋上風力発電施設の建設が本格化するのは、2年ほど先だ。それまでは港湾工事で活用したい」とした上で、「将来的には2船体制にすることを考えていきたい」と話した。

鏡割りをする関係者(右から4番目が清水社長)

 祝賀会の冒頭、清水社長は「いよいよ洋上風力発電プロジェクトが本格的に動き出す。このタイミングで、建設になくてはならないSEP型多目的起重機船を国内で初めて世に送り出すことができた。日本の気象・海象にあった洋上風力発電施設の計画・建設が求められており、海上土木工事のリーディングカンパニーとして、まずはSEP型多目的起重機船を使った洋上風力発電施設の建設を着実に実施できるよう研さんし、事業者の信頼に応えたい」とした。また、「海象・気象条件が厳しい海域でも杭の打設や海中での基礎工事など海洋土木工事が従来の海に浮かぶ作業船に比べて高い稼働率で安全に高精度に実施できる。海洋土木工事のあり方を大きく変える力を持っている」と洋上風発事業以外でも効果を発揮することを強調した。
 来賓として出席した塚田高司国土交通副大臣は「洋上風力発電の導入促進に大いに貢献すると期待している」と祝辞を述べた。
 その後、関係者で鏡割りし、阿達雅志国交大臣政務官の音頭で乾杯した。

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