五洋建設とベルギーのDEME　Offshore　Holdingは6日、1600t吊り大型クレーンに改造予定のSEP船(自己昇降式作業台船)「Sea　Challenger」の縮尺模型を東京都内でお披露目した。式典には同国のアストリッド王女と日本の石井浩郎国土交通副大臣、DEME社のルーク・ヴァンデンブルクCEO、五洋建設の清水琢三社長らが出席した=写真。

　Sea　Challengerはクレーンのつり能力を1600tに増強するとともに船幅を広げ、レグを長くすることで、次世代の巨大風車に対応できるよう改造する。五洋建設とDEME社が設立した合弁会社のジャパンオフショアマリンで改造・所有し、日本船籍に変更する。

　清水社長は「DEME　Offshoreの欧州での豊富な経験と技術的ノウハウと五洋建設の日本の厳しい気象海象条件と複雑な海底地盤条件での経験を組み合わせることで、日本の洋上風力発電の拡大に大きく貢献できることを確信している」とコメントした。


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