【大阪国際空港】中央エリアが先行オープン! 大規模改修で便利なおもてなし空間へ | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【大阪国際空港】中央エリアが先行オープン! 大規模改修で便利なおもてなし空間へ

青柳さんによる書き初め

 関西エアポートが大規模改修を進めている大阪国際空港の中央エリアが18日、先行オープンした。南北2カ所に分かれていた到着口を中央の1カ所に集約したほか、手荷物受取所エリアを増築し、屋上展望デッキを拡張している。商業エリアリニューアルや小型機に対応するフィンガーの新設、送迎・バス・タクシーエリアの再配置も行っている。基本・実施設計は安井建築設計事務所、施工は大林組がそれぞれ担当している。
 同日、中央エントランスで開かれたリニューアルオープン記念イベントでは、書道家の青柳美扇さんが「もっと、心おどるITAMIへ 翔」と書き初めし、新たな大阪国際空港の誕生に花を添えた。新設した到着口では記念品が配られた。
 同空港の大規模改修は、1969年のターミナルビル供用開始以来初めて。到着口の集約により利便性を向上させるほか、商業エリアでは関西・大阪ならではの店舗を中心に30店が新規出店しておもてなし空間を演出する。屋上の展望デッキは現状の5400㎡から7700㎡に増床し、地域のランドマークとしての魅力を詰め込んでいる。
 今後、スマートレーンやウォークスルー型商業エリア、ムービングウォークの整備を進め、2020年夏の完了を目指している。
 ターミナルビルの規模は、S一部SRC造地下2階地上8階建て延べ15万1508㎡。このうち、増築部分は延べ2万6224㎡。
 所在地は大阪府豊中市蛍池西町3。

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