【ロボットが熟練の技を】短期間で動作習得! 日立製作所が自律技術開発に着手 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【ロボットが熟練の技を】短期間で動作習得! 日立製作所が自律技術開発に着手

 日立製作所は、プログラミングが不要で、簡単な手順で動作を習得することができる深層学習を用いたロボットの自律制御技術の開発に着手した。人が操作した動作を教示データとして学習させ、動作データベースに蓄積した学習済動作の中から必要なものを組み合わせることができる。通常必要とされる動作習得期間を数カ月から数日に短縮できるほか、動作バリエーションが飛躍的に増大する。生産現場での熟練作業を行うロボットなど幅広い環境下で複雑な作業を支援するロボットの実現が可能になる。
 現在では少子高齢化による労働力不足解消のため、人の作業支援を行うロボットの普及が期待されているものの、複雑な作業をロボットで実現するには専門的知識が必要とされる複雑な開発工程のもとで膨大な量のプログラミングを行う必要がある。
 今回、同社は、経験として蓄積した動作を組み合わせて実行する人の処理から着想を得て、ロボットが置かれている状況が学習済みかどうかを判断し、学習済みの場合には動作を自律的に実行する技術と、動作手順が要求される複雑な作業でも動作を適切に組み合わせることができる技術を開発した。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら