【現場見学会】鉄筋の固定作業も体験! 小・中学生が山形駅西口拠点施設の新築工事を体感 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【現場見学会】鉄筋の固定作業も体験! 小・中学生が山形駅西口拠点施設の新築工事を体感

 山形県は、安藤ハザマ・山形建設・千歳建設・市村工務店JVが施工する山形駅西口拠点施設新築工事の現場(新井大輔所長)で第1回現場見学会を開いた=写真。小・中学生とその保護者46人が参加し、2019年9月の完成に向けて躯体工事が進む現場の様子を見て回った。
 冒頭にあいさつした県観光文化スポーツ部県民文化スポーツ課の村形弘也総合文化芸術館整備推進室長は「工事は全体の25%程の進捗状況だ。見学した内容と完成が近づいていることを家族や友達に広めてほしい」と語った。
 この後、工事の概要などの説明を受けた参加者らは、躯体工事が進む大ホールのステージや客席部分の施工の様子を見学したほか、専用の工具を使って工事に実際に使われる鉄筋を針金で固定する作業を体験した。
 日ごろ、囲いで中がうかがえない大規模建築工事の現場とあって、参加者らは重機や作業員が働く様子を熱心に見て回り、約30mの高さに組みあがった鉄骨を背景に記念写真を撮るなど、なごやかなイベントとなった。
 作業を体験した小学生は「思ったより難しかった。(作業が)手伝えてうれしい」と感想を話した。また、別の小学生は「完成が楽しみ。完成したらイベントを見に来たい」と話していた。
 同施設は、老朽・狭あい化が進む県民会館に代わる新文化施設としてJR山形駅西口に建設する。ことし2月に県総合文化芸術館に名称が決定した。規模はSRC・RC・S造地下1階地上5階建て延べ1万6132㎡。2001席の大ホールのほか、音楽や演劇用の練習室からなる創造育成部門、山形の魅力を伝える情報発信部門などを備える。総事業費は148億円。設計は本間利雄設計事務所が担当した。
 建設地は山形市双葉町の敷地約3.3ha。

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