協和コンサルタンツは、1mの落差水路で発電可能な「相反転方式落差型小水力発電装置」のデモンストレーションを9日から福島県白河市で開始した。発電機の磁石を回転させて発電する従来技術と異なり、磁石の外側にあるコイルも同時に逆回転させる「相反転方式」の機構を採用することでモーター部の回転数を上げ、少落差でも効率よく発電することを可能とした。内・外ロータが逆方向に回転するため、回転方向に発生する力が相殺され、強固な設置工事は不要で簡易に短期間で設置可能なことも大きな特長だ。
今回設置した装置の発電能力は、落差1m、使用水量毎秒0.15m3で発電出力が450ワット、1日の総発電電力量は10kW時となる。設置場所は白河市田島地先。