北海道開発局札幌開発建設部は、同部所管の定山渓ダムの作業用トンネルで、日本酒などの熟成効果を検証するための貯蔵実験を開始した。日本酒の貯蔵は北海道開発局のダムとしては初めての試みとなり、日本酒やワイン200本を運び込んだ。
内部は年間を通じ温度が約8度、湿度が約100%と一定で、この環境が貯蔵品の熟成に適するのかを試している。
新十津川町の『金滴』や道外の銘柄などを含む6種類の日本酒120本と4種類のワイン80本を搬入し、40m地点に保管した。
貯蔵実験は19年度までの予定だが、終了後も貯蔵空間として活用するかは結果をまとめてから判断する。インフラストックを活用した地域振興策の一環。