【入職促進】快適トイレの普及へ「どこでもトイレプロジェクト」 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【入職促進】快適トイレの普及へ「どこでもトイレプロジェクト」


 建設企業への入職や定着を促す上で、喫緊の課題となっている現場の環境改善。政府が取り組む女性の活躍推進をきっかけに近年、建設現場の仮設トイレが大きな注目を集めている。男女ともに快適に使用することができる「快適トイレ」の標準化など、公共工事を中心に建設現場から仮設トイレの常識が変わろうとしている。
 2日に東京都港区で開いた、どこでもトイレプロジェクト「建設現場、快適トイレフォーラム」(主催=日本トイレ研究所)で、国土交通省官房技術調査課は、快適トイレの普及に向けた直轄工事における取り組みを紹介。昨年8月に公表した「標準仕様」をベースに、率先して快適トイレの導入を推し進めるとともに、普及への道筋として地方自治体への働き掛けを提起した=写真。
 汚い、臭いといった仮設トイレの“常識”を変える「快適トイレ」の導入は、建設現場の環境改善だけでなく、災害時に避難所などに持ち込まれる仮設トイレの質の向上や、それに伴う避難生活の負担軽減など、副次的な効果も併せ持つことになる。