【ブイキューブ・RealWear社】遠隔拠点情報共有×防爆認証スマートグラス 防爆必須の作業区域に | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【ブイキューブ・RealWear社】遠隔拠点情報共有×防爆認証スマートグラス 防爆必須の作業区域に

 ブイキューブは、モバイル端末などを利用した遠隔拠点間情報共有システム『xSync(バイシンク) Prime Collaboration』と、米国RealWear(リアルウェア)社の防爆認証スマートグラス『HMT-1Z1を連携した新ソリューションの開発を進めている。危険区域の現場でグループワークの可能性を広げるのが狙いだ。
 防爆認証は、石油関連や化学合成プラントなど突発的な爆発の可能性が伴うような危険区域の作業に最適化した製品に与えられる。防爆認証のスマートグラスとxSync Prime Collaborationが連携することで、より危険な作業現場でのグループワークの可能性を広げ、フィールドワーカーの働き方改革に貢献する。緊急対策や危機管理の場面でも効果を発揮することが期待される。
 今回の連携では、HMT-1Z1の音声制御操作に対応するカスタマイズを行い、ボタン操作を行うことなくxSync Prime Collaborationを利用できるようにした。従来の特徴である資料共有、映像書き込み、写真送信などを活用しながら遠隔拠点間のコミュニケーションを可能にする。
 本格提供に向けて実験的な提供を開始し、石油化学・合成樹脂メーカーの防爆必須の作業エリアで採用が決定している。
 xSync Prime Collaborationは、遠隔グループウェアの業務改革とコストダウンを追求したシステムで、狭帯域の海外にも高音質の音声でコミュニケーションできるほか、CADデータの動きをリアルタイムに共有したり、設計・製造現場で現物を比較しながらデザインレビューを行うことを実現する。建設業向け遠隔現場監督・作業支援システムとして国土交通省のNETIS(新技術情報提供サイト)にも登録されている。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら