【NECネッツエスアイ】中国製自律走行型案内ロボの日本向けサービス販売を7/17よりスタート | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【NECネッツエスアイ】中国製自律走行型案内ロボの日本向けサービス販売を7/17よりスタート

 NECネッツエスアイは、中国のBeijing Yunji Technology Co.,Ltd.が提供する「YUNJI SAIL(ユンジ セイル)」の国内独占販売権を取得し、日本国内向けのサービス販売を17日から始めた。
 SAILは、業務の効率化と顧客体験の向上を兼ね備えた自律走行型案内ロボット。32型の大型ディスプレーを搭載し、タッチスクリーンによる直感的な操作で、指定場所への誘導や誘導先での大画面によるコンテンツ再生ができ、ショールームなどでの展示物案内役を行うことで、映像を駆使した効果的な説明が可能という。
 同社は、SAILの利用に当たり、環境調査や走行ルート設計、販売やレンタル、セットアップや操作教育など、導入からサポートまでをワンストップで対応する。自律走行に必要なマップやポイント、各種コンテンツの管理機能は、国内クラウドで提供する。機器レンタル、クラウド利用、センドバック保守を含む3年契約の参考価格は、月額18万円(税別)から。
 販売開始に先駆け同社は、日本電設工業のNDK安全文化創造館(千葉県柏市)で、6月3日から10日まで館内の各展示物案内としてSAILのプレ導入検証を実施した。現在は同館での本格稼働に向けた準備を進めている。
 同社は今後、AI(人工知能)などの先端技術を活用した顔認証や双方向でのコミュニケーションなど、顧客のさらなる業務効率化に向け、SAILの機能を拡張する予定。2020年までに、SAILを含むロボティクス事業関連の売り上げは約20億円(累計)を目指している。

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