清水建設九州支店と同社協力会社の九州兼喜会は2日、福岡市東区のミルックス九州機材センターで若手技能者の技能向上や伝承を目的とした第5回技能競技大会を開いた。今大会で種目が一巡し、第1回以来となる鉄筋工の部で関西地区から参加した正栄工業の堀川剛史氏が金賞に輝き、堤義人支店長から金メダルや賞金などを受け取った。
大会は、技能検定資格1級鉄筋施工(鉄筋組立作業)の実技試験に準じて2時間の制限時間を設け、施工方法、外観、作業時間などを審査した。今回から関西と広島、四国地区を対象に広げ、九州・沖縄地区を含む12人が出場。当日は選手の同僚や家族、上司、同社社員、OBを含め約200人が応援に駆け付けた。
競技中に組み立て直すアクシデントがあった金賞の堀川氏は「作業内容に納得がいかないことはあったが良い経験になった。今後は少しでも作業が早くなるように成長したい」とさらなる飛躍を誓った。
また、大会に向けた準備について「終業後とは別に3日間休みを取り、時間を意識して11回練習した。努力してあきらめなかったことが(練習時の)最速タイム48分や金賞につながった」と語った。
公式ブログ
【技能向上・伝承へ】清水建設九州と兼喜会 「第5回技能競技大会」開催 金賞は関西の堀川氏
[ 2019-11-07 ]