【三和シヤッター工業】施工支援ロボで取付け可能・耐火パネル販売へ 施工速度が2倍に | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【三和シヤッター工業】施工支援ロボで取付け可能・耐火パネル販売へ 施工速度が2倍に

 三和シヤッター工業は、施工支援ロボット「ジラフ」で取付可能な工場・倉庫向け耐火間仕切壁用耐火パネル「マジカルタイカ プラス」を11日に発売する。ジラフを使えば、ALC(軽量気泡コンクリート)やLGS(軽量鉄骨)工法と比べて2倍以上のスピードで施工できる。販売初年度の1年間で7億円の販売を目標としている。

施工支援ロボットでの施工状況

 従来の「マジカルタイカ」のパネル構造や意匠を見直し、重さがALCなど窯業系パネルの約3分の1のロックウールを芯材としたパネルを使用して上下2カ所をビスで止める「はめ込み式パネル構造」を採用した。ジラフを使えば取付場所の足場設置が不要になり、施工スピードが大幅に上がる。
 耐火性能は、1時間耐火構造の間仕切壁(非耐力壁)として国土交通省の大臣認定を取得しており、倉庫業法で定められている1㎡当たり2500ニュートンの荷重に耐えられる仕様も用意した。高さは、10m(倉庫業法仕様は8m)まで対応可能で、間柱などの補強材や中間梁工事を実施する必要がない。
 表面材は、カラー鋼板(シルバー、グレー、オフホワイト、ソフトアイボリー)とガルバリウム鋼板、ステンレス鋼板を揃えた。開口部では、特定防火設備のシャッター・ドアなどの建具と組み合わせた提案が可能となっている。
 価格は、幅1万mm、高さ6000mmの倉庫業法仕様カラー鋼板で190万円(税・取付工事費・搬入費・諸経費別)。

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