【有明ガーデン】住友不動産が概要を発表 緑豊かな空間形成を基に国際観光拠点、都市型住宅など | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【有明ガーデン】住友不動産が概要を発表 緑豊かな空間形成を基に国際観光拠点、都市型住宅など

 住友不動産は27日、都内最大の開発面積を有する有明北地区3-1街区の概要を明らかにした。街区名称は「有明ガーデン」で店舗数200店超の大規模商業施設、約8000人収容の劇場型ホールや、劇団四季専用劇場、大規模温浴施設を備えたハイグレードホテル、総戸数1500戸超のトリプルタワーマンションなどで構成する。担当者は「台場や豊洲などを含む湾岸エリア開発の起爆剤」と位置付けた。設計施工は竹中工務店、前田建設工業がそれぞれ担当している。

商業別棟(左)とホテル棟イメージ

 津村健二住友不動産事業企画部長は開発コンセプトを「臨海副都心を進化させる新たな有明の中核街区」と述べた。具体的にはMICE(国際的な会議・展示会など)や国際観光拠点としての機能強化、都市型住宅の整備、緑豊かな空間形成を基に、大規模複合開発を進めた。今後、交通インフラ整備に向け横断歩道や信号の設置を検討している。
 各施設名称は商業施設が「有明ガーデン」、ホールは「東京ガーデンシアター」、ホテルを「ヴィラフォンテーヌグランド東京有明」、タワーマンションは「シティタワーズ東京ベイ」と名付けた。
 商業施設は商業棟と別棟からなる延べ約10万3000㎡。店舗面積約4万㎡で、レストランやクリニックなど200店舗超が入居し、合計2万3000㎡超のイベントスペースも設ける。
 東京ガーデンシアターは地下1階地上6階建て延べ2万8807㎡。敷地面積2万1560㎡で、約8000人の収容ができ、コンベンションや式典、展示会などあらゆる催事に対応する。
 ヴィラフォンテーヌグランド東京有明は地下1階地上16階建て延べ3万3522㎡。敷地面積は2万1560㎡で客室数749室を擁し、国際会議に対応したホールや10の会議室でMICEに対応した。
 シティタワーズ東京ベイは3棟からなる延べ16万0823㎡。敷地面積は3万2627㎡で、総戸数は1539戸とした。そのほか、露天風呂付き温浴施設や3万8000㎡の緑化エリア、認定こども園、劇団四季劇場など計12の用途で街区を構成する。
 計画全体の規模は延べ33万3500㎡で構造はS一部RC・SRC造。計画地は有明2-1の敷地面積約10万7000㎡。2016年に着工し、21年4月に全体完成を予定している。

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