【委員長に安藤忠雄氏】大阪府らが万博の桜2025実行委員会を設立 万博までに2025本の桜を植樹 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【委員長に安藤忠雄氏】大阪府らが万博の桜2025実行委員会を設立 万博までに2025本の桜を植樹

 大阪府と大阪市、関西経済連合会ら関係団体は29日、万博の桜2025実行委員会を設立した。2025年の万博開催までに、寄付によって2025本の桜を府内に植樹することを目的に立ち上げたもので、委員長には建築家の安藤忠雄氏が就任した。万博開幕の5年前に当たる4月に植樹式の開催を予定している。

安藤氏(右)と吉村知事

 同日開いた初会合で吉村洋文大阪府知事は「万博の開幕は4月13日で、ちょうど桜が満開の季節。当日まで府民とともに桜の木を増やしていき、機運を高めていきたい」と述べた。
 安藤氏は「大阪は元来桜の都。万博までに2025本の桜が育てばインパクトは大きい。簡単なことではないが、ぜひ実現させて大阪は有言実行ということを示したい」と話した。
 植樹する場所は舞洲の万博会場周辺や過去の万博会場(万博記念公園、花博記念公園)、大阪府市が管理する公園のほか、府民、市民が集まる民間の駅前施設などを想定する。民間企業の所有地など、大阪府域を除く関西圏内のエリアも例外的に認めることとしている。
 寄付は1口1万円とし、4月から受付を開始する。民間企業が参加する場合は寄付というかたちは取らず、民間資金で植樹することとする。
 寄付によって植樹した桜の木には寄付者の名前を記したプレートを掲示する。
 実行委員会に参画する団体は次のとおり。
 ▽関西経済連合会▽大阪商工会議所▽関西経済同友会▽大阪観光局▽2025年日本国際博覧会協会▽近畿経済産業局▽近畿地方整備局▽国際花と緑の博覧会記念協会▽大阪府▽大阪市。

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