【地元企業の魅力発信】奈良県内4社が大学生を対象に合同インターンシップ 地域の担い手不足解消へ | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【地元企業の魅力発信】奈良県内4社が大学生を対象に合同インターンシップ 地域の担い手不足解消へ

 大学生を対象に、地元企業の良さとそこで働く魅力を知ってもらおうと奈良県内に本社を置く中小企業による合同インターンシップが22日、奈良市内であった。
 主催したのは中和コンストラクション(桜井市)、中村建設(奈良市)の建設業2社と、生駒市に本社を置く工作機器メーカー・MSTコーポレーション、関西2府4県でクリーニングチェーンを展開するルビー(橿原市)の4社で構成する実行委員会。県内に在住または県内の大学に在籍している大学生13人が参加した。
 折からの新型コロナウイルスによる感染拡大もあり、全員マスクを着けるなど万全の対策の上で臨んだ。学生たちは4つのグループに分かれグループディスカッションや自己PR文の作成、面接といった採用試験のシミュレーションに挑戦した。
 このうち模擬面接では学生らが4社の採用担当者を相手に自己PRした。担当者たちは言葉遣いや話し方のスピード、内容のまとめ方など、一人ひとりに丁寧にアドバイスしていた。
 実行委員会の事務局を務める中和コンストラクションの大浦晃平社長によると業種の違いを超えて企業が連携、地域の担い手不足解消につなげようと合同インターンシップを昨年7月に初めて開催し、今回で2回目。「奈良の学生は県外で就職する傾向が強く、結果的に京阪神や首都圏に人材が流出している。規模は小さくても、老舗や実力のある会社が地元にあることをまず知ってもらいたいと考え企画した。来年度以降も継続していきたい」(大浦社長)と話す。
 
 
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