【新型コロナ対応】群馬建協がライフライン・災害対応維持を訴え 新たな感染防止呼びかけも | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【新型コロナ対応】群馬建協がライフライン・災害対応維持を訴え 新たな感染防止呼びかけも

 群馬県建設業協会の青柳剛会長は17日、前橋市の群馬建設会館で開いた会見で、緊急事態宣言の拡大に触れ、地域を守る建設業の使命として、「ライフラインの維持」「災害対応組織力の維持」を守るための活動を続けると訴えた。同日は新型コロナウイルス感染症のさらなる対策徹底を、業界外にも幅広く訴えるため、新たに作成したポスターとマグネットステッカーも紹介した。

ステッカーを張る「ぐんケンくん」と青柳会長


 青柳会長は、より踏み込んだ「感染拡大阻止対策」と「経済活動の維持」の両輪が基本とした上で、今後の群馬県の指示などを踏まえ、ライフラインと災害対応組織力の維持に努めると強調した。また、「(感染者が出て)工事を止めた時に、災害対応に当たる人が、建設業界から離れていってしまうことに危機感を持っている」と話した。

 今後は協会の会議をできるだけウェブ会議に移行させ、事務職などのシフトによる人の動きの減少などを進める。今回は対面で会見したが、次回からは報道陣にIDやパスワードを発行し、オンラインでの会見を予定している。

 8日には第2回緊急対策会議を開き、事務担当者会議、就職前準備研修(富士教育訓練センター)、新入社員研修などの自粛や、決議を要する定時総会や理事会などは書面決議などを踏まえ対策を講じて開催することを確認した。5月の道路クリーン作戦は中止する。

 「NO!!3密(密閉・密集・密接)ポスター」は、マスコットキャラクター「ぐんケンくん」が、3密だけでなく1つでもNOと言いながら人との接触機会を少なくするように訴えている。3000枚を作成し、会員企業だけでなく、学校などにも幅広く郵送する。「ぐんケンくん」の「手洗い・マスク・咳エチケット」マグネットステッカーは直径18cmで、車、重機、作業所などに貼付する。8000枚を作成した。

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