【施工後見据えた設計に評価】YKK不動産 パッシブタウンの取組みが造園学会の学会賞を受賞 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【施工後見据えた設計に評価】YKK不動産 パッシブタウンの取組みが造園学会の学会賞を受賞

 YKK不動産が富山県黒部市で建設を進めているパッシブタウンの取り組み「パッシブタウン黒部における熱環境シミュレーションを活かしたランドスケープ形成プロセスの実践」が、日本造園学会2019年度の学会賞(技術部門)を受賞した。

パッシブタウン黒部のセンターコモン地区

 取り組みでは、屋外空間の表面温度の上昇を抑制するための植栽や舗装材、水景施設の組み合わせを最適化するために熱環境シミュレーションを活用し、施工後の空間やそれがもたらす環境性能まで踏み込んだ設計技術が評価された。日本造園学会は受賞理由を「気候、地形、水象、植生などの特有自然環境資源を生かした高水準の造園技術」と説明した。
 受賞者は、マスタープランナーを担当した宮城俊作東大大学院教授を始め、高橋宏樹アランズデザイン代表、村上暁信筑波大学大学院教授、熊倉永子国土技術政策総合研究所主任研究官の4人。

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