【コロナ禍を映したアイデアも】2020年度高校生建築デザインコンクール 入選作を発表 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【コロナ禍を映したアイデアも】2020年度高校生建築デザインコンクール 入選作を発表

 北海道建設部建築局は、2020年度高校生建築デザインコンクールの入選作品を発表した。最優秀作品賞には、小樽未来創造高校3年の阿部大翔さんがデザインした「選宅肢のある家」を選んだ。144作品が寄せられ、最優秀1点、優秀3点、佳作4点、特別賞2点を選んだ。

最優秀の「選宅肢のある家」


 20年度の課題は、南幌町での豊かな暮らしを提案する「みどり野きた住まいるヴィレッジに建つ北方型住宅」の設計。平屋または2階建て1棟延べ120㎡の規模で夫婦2人、子ども2人の子育て世代が住む庭付き一戸建て住宅の提案を求めた。

 最優秀作の「選宅肢のある家」は、新型コロナウイルスの影響による自宅での自粛生活を想定して設計。シンプルな外観でありながら、光庭を取り囲む部屋の配置や、露天風呂を設置したアイデアなどが評価された。
 12、13日に道庁本庁舎1階の道民ホールで作品展を実施する。

 入選者と作品は次のとおり(敬称略)。
 〈最優秀作品賞〉
 ▽阿部大翔(小樽未来創造)=選宅肢のある家。
 〈優秀作品賞〉
 ▽松村里玖(小樽未来創造)=prairie house▽高橋鉄三(苫小牧工業)=展望の家▽相原柚奈(函館工業)=Semplice。
 〈佳作〉
 ▽鈴木萌(札幌工業)=楽しむ家▽阿部彩華(小樽未来創造)=family museum▽天池夏稀(旭川工業)=感~新しい感を~▽小野朝陽(留萌)=対 集と散 高と低 日と星。
 〈特別賞〉
 ▽古山和人(小樽未来創造)=STEPハウス▽金山悠飛(苫小牧工業)=自然とつながる家。

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