【商品化を目指す】住友ゴム工業 新ゴム制振ダンパー実用化へ向け京都大学と共同研究 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

公式ブログ

【商品化を目指す】住友ゴム工業 新ゴム制振ダンパー実用化へ向け京都大学と共同研究

 住友ゴム工業は、ハリマ化成グループと共同開発したゴムを制振ダンパーなどで実用化するため、京都大学と共同研究する。2021年以降の商品化を目指す。

高減衰ゴムを使った制振ダンパーのイメージ


 松ヤニを原料としたロジン樹脂を使ったゴムは、振動や揺れを熱エネルギーに変換する制振ダンパーの高減衰ゴムの性能向上に寄与することが分かっている。

 住友ゴム工業とハリマ化成グループは、シリカとの相互作用を高めた特殊変性ロジンを配合した新たな高減衰ゴムを開発した。昨年11月に住友ゴム工業が実施したせん断変形試験では、エネルギーの吸収量が従来比で約42%向上した。

 住友ゴム工業と京大は、従来から制振ダンパーの共同研究を進めており、新たに開発したゴムを使った制振ダンパーについても、地震や風揺れに対する振動低減・抑制効果を解析する。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら