【都市の新しいキャンバス】仮囲いをアートに変えるプロジェクト 初弾が大阪で始動 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【都市の新しいキャンバス】仮囲いをアートに変えるプロジェクト 初弾が大阪で始動

 都市デザイン、日本文化のさらなる醸成に向け、志をともにするアーティスト、識者、企業などが手を携えて結成したコンソーシアム「108 ART PROJECT」(事務局・山下PMC)は、建設工事現場の仮囲いを都市の新しいキャンバスととらえて、アートに変えていくプロジェクトをスタートした。初弾では淀屋橋プロジェクト(大阪市)の仮囲いにアーティストの大小島真木氏が巨大なクジラを描いた。

淀屋橋プロジェクト(大阪市)の仮囲いに大小島真木氏が巨大なクジラを描いた(撮影:花坊)


 「都市の余白に、アートの力を」をテーマにしたプロジェクトは、アーティストと仮囲いとのマッチングによって、日々の生活を支える土台である工事現場に光を当て、まち並みと景観に新たな視点を生み、新しい出会いの場を育てることを目的にしている。

 仮囲いに描かれた壁画は一部を再利用可能な素材で制作するなどSDGs(持続可能な開発計画)への取り組みも考慮し、仮囲いの新しい利用法や概念を生み出す。壁画は映像やオンラインでも公開する。

 全国108カ所でプロジェクトを計画しており、海外の工事現場への拡大も予定している今後プロジェクトを展開する現場、開始スケジュールは次のとおり。
 ▽梅田プロジェクト(大阪)=5月▽福岡プロジェクト(福岡)=2021年度中▽赤坂プロジェクト(東京)=同▽八重洲プロジェクト(同)=同。



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